擁壁工事について

 

擁壁の種類

 

現場打ちコンクリート式

セメントや砂・砂利などと水で練り上げたコンクリートを、決められた寸法の型枠に打ち込み一定の期間の養生（破損防止のための手当て）をして固定します。

擁壁の高さに応じて鉄筋で補強を施したり、背面に栗石や砂利を裏込めして水抜きパイプを設置したりします。

コンクリートならではの人工的なイメージを緩和するため、鉄平石や大谷石等を表面に施したり、吹き付けや塗装で修景すると良いでしょう。

アイビー、テイカカズラといったツル植物で壁面を緑化するという方法もあります。

 

 

コンクリートブロック式

一般に、補強コンクリートブロックと型枠状ブロックが擁壁に用いられます。

補強コンクリートブロックの場合は、空洞ブロックを積み重ねて、その空洞部に鉄筋やコンクリート、モルタルを充填することで耐力壁にします。

型枠コンクリートブロック擁壁は、型枠状のブロックを積み重ねてつくった枠の空洞に、配筋とコンクリート充填を施して耐力壁とします。

外構における擁壁は比較的小規模なので、それに合わせ擁壁用化粧型枠ブロックが製造されています。

擁壁用化粧型枠ブロックは、形やサイズを改良することで配筋の自由度を高くし、コンクリートをスムーズに充填できるようになっています。

また、連続性や均一性に優れているうえ強度も高いので、およそ3ｍほどの垂直施工ができます。

 

 

石積み

天然石を積み重ねる石積みは、低い擁壁や土留に使われることが多いです。

また、天然石以外にもレジンタイルやテラゾーといった、天然石のような仕上がりの人造石を使うこともあります。

　※レジンタイル…大理石や花崗岩等の天然石の細粒を、モルタルやポリエステル樹脂で固めたものです。

　※テラゾー…花崗岩等を砕いたものを顔料、セメントで固めて表面を磨いたものです。

 

　１）施工法

　石垣の施工法には、「練積み」と「空積み」があります。

　練積みは裏込めにコンクリートやモルタルを使い石を積み上げていく方法です。

　安定性は高いですが、雨水などで土圧が増大して石崩れが起きないように、水抜き穴を設ける必要があります。

　一方の空積みは、裏込めにコンクリートやモルタルを使用せず、砂利等を使って石を積み上げる方法です。 

　練積みに比べると安定性はあまり高くないので、積む高さ等に注意が必要です。

 

　２）積み方

　石積みの積み方はいくつかの種類に分けられます。

　丸みのある硬質石をコンクリートで裏打ちして、石の面を決めて積み重ねる方法を玉石積みと呼びます。

　また、加工された石材を横方向に並べて積み、横目地を水平に通す積み方は布積みといいます。

　他にも、亀甲積みという石の面を六角形に加工して積み上げる方法や、不定形の石を使用し、様々な技法を組み合わせて不規則に積み上げていく乱積みという方法等もあります。

 

 

 

MarvelousGARDENは、擁壁の安定性だけでなくデザイン性にもこだわっております。お住いや周囲の環境との調和をとりつつ、お客様にご満足いただける擁壁工事を行います。

擁壁工事に関してお悩みでしたら、ぜひ一度、MarvelousGARDENにお問合せください。

 

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