造園工事について
落ち葉が少なく、手入れのしやすい樹木とは？
「緑のある、おしゃれなエクステリアが欲しい。でも、植物を育てるのは苦手だから手間がかからないものがいい」
という要望を多くいただきます。
植物も生きていますから、当然伸びますし、葉も落ちます。ですので、見た目だけで選ぶのではなく、なるべく「手間がかからない性質」の植物を選ぶ必要があります。
それではまず、注意すべき点を述べたいと思います。
落葉樹は避ける
シルエットを気に入っていて是非植えたい樹木があるけれど、手間はかけたくないという方のために、まず葉が落ちる落葉樹を挙げておきます。落ち葉を処理する必要が出てくるため、手間がかからない植物を求めていらっしゃる方には向きませんが、どうしてもという方は承知の上でご検討ください。
アオダモ、イロハモミジ、ノムラモミジ、コハウチワカエデ、カツラ、ハナミズキ、エゴノキ、ヤマボウシ、シャラ、ヒメシャラ、ジューンベリーなど
常緑樹を選ぶ
名前の通り、通年して葉が茂る植物になります。当然、葉は落ちることはありますが、落葉樹のように時期によりすべて落ちるわけではないため、手間がかかりません。基本、手間のかからない樹木をお探しの方には常緑樹をお勧めすることになるのですが、ここで重要なのが樹木の高さです。エクステリアに重要なのがこの高さ。トータルバランスがエクステリアの美しさには必須ですので、高すぎても、低すぎてもよくありません。
【高木】
シマトネリコ、オリーブ、ソテツなど
【中木】
ソヨゴ、ヒメシャリンバイ、フェイジョアなど
成長の遅いものを選ぶ
成長が早いと剪定の頻度が多くなります。よって、手間がかからない植物を選ぶ前提として、成長が遅い＝剪定の頻度が「少なく」なります。あくまでも伸びないわけではありませんので、剪定が必要なくなるわけではありません。
イヌツゲ、オリーブ、エゴノキ、キャラボク、キンモクセイ、クロガネモチ、ソヨゴ、ハイノキ、ハイビャクシンなど
お家のテイストに合わせることが大切
お家に合っていてこそバランスの良いエクステリアとなります。植物にも洋風に合いやすい・和風に合いやすいとありますので、お家のテイストに合わせて選ぶ必要があります。
【洋風の場合】
シマトネリコ、オリーブなど
【和風の場合】
アオダモ、ソヨゴ、モクレンなど
いかがでしたでしょうか？昨今はシンボルツリーとして人気がある樹木にはシマトネリコやオリーブが名を連ねるのですが、いずれも常緑樹で高さがあり、シルエットも良いと条件がそろっているため選ばれるのもわかります。
※シマトネリコは成長が早く、オリーブは大きくなると強風で枝が折れたり痛むことがあるため、いずれも剪定は必要となってきます。植物も生き物ですから、剪定は必須と思っておいたほうがよいでしょう。
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